30代未経験の女性が介護職の仕事探しをした場合、理想と違うという理由で早々に辞めてしまう人も多いです。
そもそも、30代になると最低でも一つは職歴があるものです。
例えば、事務職であれば基本的にはオフィスワークが主であり、デスクに向き合って資料をまとめるなどの仕事をしてきたことでしょう。
また、営業職ならば外まわりや会社に訪問してきたお客様に対して商品の説明をしたりと対人コミュニケーションを多く行ってきたことでしょう。
そして、それらの職歴は長かれば長いほど自分自身の仕事に対するイメージを構築することになるため、その仕事に対する知識を介護職に使えないかと考えるものです。
それ自体は職種の垣根を超えて共通するものもあるため有益な側面もあります。
しかし、介護職の場合、職場は老人ホームや障害者施設などのものが多く、向き合う相手は資料でもなく健康な一般成人でもありません。
一種のハンデを抱えた人達であることを忘れてはいけません。
そのような人とのコミュニケーションは今まで行ってきた仕事における流儀をそのまま当てはめても当然うまくはいかないことでしょう。
確かに、人から感謝されること自体を肌で感じることはできます。
しかし、今まで相手にしてきた人たちとの間でのギャップを感じ、自分には合わないと考える局面もあるでしょう。
そのような状況の中で仕事探しを成功させるには、まず介護業界の中でもどのようなお客様に対して仕事をしたいのかを明確にする必要があります。
老人ホーム、障害者施設、その中でもいろいろな種類がある中で自分のしたいものを明確にすることが大切なのです。